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SNS求人広告のやり方|媒体の選び方から運用7ステップまで解説

「SNSで人を採れる会社」と「うまくいかない会社」の違いは、センスではなく設計です。

この記事では、SNS求人広告のやり方を、媒体ごとの特徴と選び方、アカウント運用の7ステップ、広告出稿の基本の順に解説します。情報は2026年7月時点の各媒体の公式発表にもとづいて整理しており、後半では当社自身がSNS型の採用媒体を運用して得た数字も出しています。

CONTENTS

  1. SNS求人広告とは|性質の違う2つのアプローチ
  2. 媒体別の特徴と選び方【2026年版】
  3. アカウント運用の7ステップ
  4. 広告出稿する場合の基本
  5. 当社の実践|運用型でどこまで届くのか
  6. まとめ|媒体選びから始めない

SNS求人広告とは|性質の違う2つのアプローチ

SNS求人広告と呼ばれるものには、性質の異なる2つのアプローチが含まれています。混ぜて考えると、どちらの成果も出ません。

TYPE A

広告出稿型

各SNSの広告枠に、採用向けのクリエイティブを配信します。露出を買うため立ち上がりが速い。

止めれば接点も止まります。

TYPE B

アカウント運用型

自らのアカウントで職場と仕事のリアルを発信し、フォロワーとの関係から応募につなげます。

積み上がりますが、時間がかかります。

成果が出ている会社の多くは、この2つを「運用で土台をつくり、広告で加速する」形で組み合わせています。どちらから始めるかは、採用の緊急度で決めるのが実務的です。急ぎのポジションがあるなら広告出稿型から、半年先を見た採用力づくりなら運用型からです。

媒体別の特徴と選び方【2026年版】

2026年7月時点の各媒体の状況を、採用の文脈に絞って整理します。フォロワー数の多寡ではなく、その媒体が採用のどの工程を担えるかで見てください。

X(旧Twitter)

テキスト中心の拡散力と、DMでの気軽なコンタクトが強みです。エンジニアやマーケターなど、Xでの発信文化がある職種と相性が良い媒体です。日本の中小企業の実務では、採用担当者や現場メンバー個人の発信で会社の露出をつくり、反応をくれた人と個別にやり取りする使い方が中心になります。

Instagram(Meta)

写真とリール動画で職場の雰囲気を伝えやすく、若手採用との相性が良い媒体です。なお、かつてFacebookにあった無料の求人掲載機能(Jobs on Facebook)は、日本では提供されていません。Meta系での採用活用は現在、Instagramのアカウント運用と、Meta広告での採用サイト誘導が中心です。

TikTok

ショート動画で「働く人」そのものを見せられる媒体です。作り込んだ会社紹介よりも、飾らない社員のVlog形式のほうが伸びる傾向があり、撮影のハードルは見た目ほど高くありません。若手・ポテンシャル層への認知づくりに寄せて使うのが現実的です。

LINE

国内月間利用者数は1億人(2025年12月末時点・LINEヤフー公式発表)。募集を「見つけてもらう」より、出会ったあとの関係を「切らさない」ための媒体と位置づけるのが実務的です。応募前の個別のやり取り、説明会や面談のリマインドに向いています。

なお、投稿機能のLINE VOOMは2026年9月30日でサービス終了が公式発表されています。LINE公式アカウントでは2026年9月上旬に画像・動画・テキストを組み合わせた新しい「投稿」機能が提供される予定とされており、LINEでの発信を設計中の企業は移行を前提に組んでください。

YouTube

社員インタビューや1日密着など、深い理解をつくる長尺コンテンツの置き場所として有効です。単独で応募を集めるより、他のSNSや採用サイトから「もっと知りたい人」を受け止める役割に向いています。

Wantedly

共感でつながることを設計思想にした、SNS型の採用プラットフォームです。登録ユーザーは国内450万人(2026年6月・公式発表)で、20代から30代が中心です。給与や条件ではなく、想いやカルチャーで会社を選びたい層に届きます。SNS運用で培った「会社のリアルを言葉にする力」がそのまま活きる媒体で、当社が実践の場として使っているのもWantedlyです。仕組みと向き不向きはWantedlyとは?仕組み・料金・向き不向きを公式パートナーが解説に、導入前に確認したい点はWantedly導入前に確認したい7つのことに整理しています。

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どの媒体から始めるか迷ったら、構造を知るのが近道です。プラン構成と料金体系、機能の全体像、始め方の手順、当社の運用データまでを1冊にまとめています。社内での検討・稟議にそのまま使える資料です。

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アカウント運用の7ステップ

1. 採用ターゲットと目的を決める

「誰に、何人、いつまでに」を先に決めます。ここが曖昧なまま媒体を選ぶと、投稿がぶれて誰にも届きません。

2. 媒体を1つに絞る

前章の特徴を踏まえて、最初は1媒体に絞ります。同時に複数を立ち上げて更新が止まるのが、もっとも多い失敗の形です。

3. プロフィールを整える

アカウント名、自己紹介、固定投稿だけで「何の会社で、なぜ発信しているのか」が伝わる状態にします。候補者は応募前に必ずここを見ます。

4. コンテンツの型を決める

毎回ゼロから考えるのではなく、「社員紹介」「仕事の裏側」「代表の考え」など3つほどの型を決めて回します。型があると、担当者が変わっても続きます。

5. 継続の仕組みをつくる

頻度は週1本でも構いません。大事なのは、担当・締切・ネタ出しの場を決めて業務として組み込むことです。共感でつながる採用は、才能ではなく仕組みで再現できます。設計の考え方は共感型採用は、仕組みで再現できるで解説しています。

6. 出会いを個別対応につなげる

反応をくれた人には、DMやカジュアル面談など1対1の接点を提案します。SNSの成果は投稿数ではなく、この個別接点の数に表れます。面談で期待値をすり合わせる方法は採用ミスマッチを防ぐにはにまとめました。

7. 数字を見て改善する

閲覧数、プロフィールへのアクセス、応募数の3つだけで十分です。月に1回振り返り、伸びた型に投稿を寄せていきます。

「どの媒体から始めるべきか」で止まっている方へ

無料の採用魅力診断では、御社が誰に何を届けるべきかを整理したうえで、媒体の優先順位までお話しします。SNSに向いていないと判断した場合は、その理由と代わりの手段をお伝えします。売り込みはしません。

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広告出稿する場合の基本

広告出稿型を使う場合は、次の3点を押さえれば大きな失敗は避けられます。

  • 受け皿を先に用意する:広告のリンク先が「会社の等身大が伝わるページ」になっているかで、成否のほとんどが決まります。採用サイトや募集ページを磨いてから出稿します。
  • 雇用系広告のルールを確認する:採用に関わる広告は、媒体ごとにターゲティングや表現のポリシーが定められています。出稿前に各媒体の最新の広告ポリシーを確認してください。
  • 小さく試す:最初から大きな予算を投じず、クリエイティブを2案から3案並走させて反応を見てから配分を寄せます。

当社の実践|運用型でどこまで届くのか

当社と子会社の2アカウントで、Wantedlyを運用してきました。累計の数字は次のとおりです。

OUR RESULTS

当社と子会社の2アカウント累計(当社2022年7月〜2026年6月/子会社2023年2月〜2026年6月)

4.3万PV

募集とストーリーの閲覧

918

応募・エントリー

16

採用・参画(正社員9・業務委託7)

広告費で露出を買い続けたのではなく、記事と共感を軸にした運用の積み上げでこの数字に届いています。定義は記事末尾。

なお、支援先での運用実績は複数社ありますが、各社の情報にあたるため、本記事では当社と子会社の数値のみを掲載しています。

この経験から言えるのは、SNS求人広告は「バズらせる」技術ではなく、等身大を言葉にして届け続ける技術だということです。特別な会社にしかできないことではありません。仕組みにすれば再現できます。

まとめ|媒体選びから始めない

SNS求人広告は、媒体選びから始めるとうまくいきません。誰に届けたいかを決め、1媒体に絞り、続けられる仕組みをつくる。この順番で設計すれば、フォロワーの多さに関係なく、出会いたい人に届く採用がつくれます。

そして、投稿の巧拙よりも効くのは、書いたものが残るかどうかです。広告は止めれば消えますが、発信した言葉は翌年の採用でも、入社後の説明でも使えます。同じ支出で資産が残るかどうかは、続けるほど差になります。

ACTION POINTS

今週できる4つのこと

  1. 採用ターゲットと「いつまでに何人」を1行で書き出す
  2. 媒体を1つに絞り、投稿の型を3つ決める
  3. 週1本の更新を、担当と締切つきで業務に組み込む
  4. 反応をくれた人に提案するカジュアル面談の枠を用意する

御社に合う媒体と発信の型を、一緒に決めませんか

無料の採用魅力診断では、御社の採用の強みと課題を構造化し、どの媒体をどう使うかまで具体的にお話しします。いま手を広げないほうがよい場合はその理由もお伝えします。検討段階のご相談で構いません。

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出典・参考

※本記事の当社実績は次の定義によります。当社と子会社の2アカウントの合算値で、当社は2022年7月から2026年6月、子会社は2023年2月から2026年6月の集計です。PVは募集ページとストーリーの閲覧数の合計、応募・エントリー918件には業務委託のエントリーを含みます。採用・参画16名の内訳は正社員9名と業務委託7名で、正社員採用に限った数値ではありません。いずれも最小プランを軸とした運用によるもので、運用は内製のため人件費を含みません。各媒体の機能・料金・提供条件は変更される場合があります。掲載した各媒体の情報は2026年7月時点の公式発表にもとづくもので、最新の情報は各媒体の公式の案内をご確認ください。本記事は成果を保証するものではありません。

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siro編集部

siro編集部は株式会社siroのメンバーによって構成されるコンテンツ制作チームです。企業のHR領域に関するお役立ちブログやセミナー情報またケーススタディ、その他siroのカルチャーなどをお届けします。