【小規模企業でもWantedlyで採用と定着は両立できる】従業員数名〜30名フェーズの“共感型運用”の実践ポイント

前回の記事では、共感型採用(アトラクト採用)を仕組みとして実装する方法について解説しました。
この記事では、その実践編として、「実際に、どのようにWantedlyを使えば小規模企業でも採用と定着につながるのか?」を具体的に解説します。
Wantedlyは「掲載すれば応募が来る媒体」ではない
まず前提として重要なのは、Wantedlyは募集記事を展開すれば自動で人が集まる媒体ではないという点です。
よくある失敗は、
- 求人媒体と同じ感覚で条件中心の記事を書く
- 募集要項だけを掲載する
- 会社説明が薄い
この状態では、Wantedly本来の強みは活かせません。
小規模企業がWantedlyで成果を出しやすい理由
一方で、Wantedlyは小規模企業と非常に相性が良い媒体でもあります。
理由は以下の通りです。
- 知名度より「ストーリー」が評価される
- 条件より「価値観」が重視される
- 大企業と同じ土俵で条件勝負をしなくていい
つまり、会社の考え方を正直に伝えられる企業ほど有利になります。
実際にsiro・aoが行ったこと(小規模フェーズ)
siroおよびグループ会社のaoでは、創業メンバー1〜2名のフェーズからWantedlyを活用し、複数名の採用を実現してきました。
当時の前提条件は、
- 知名度なし
- 採用担当なし
- 広告予算も限定的
という、典型的なスタートアップ・中小企業の状態でした。
それでも成果が出た理由は、「媒体の使い方」ではなく「考え方の設計」にあります。

実践ポイント①|募集より先に「会社の考え方」を出す
いきなり募集記事を出すのではなく、まず発信したのは「なぜこの事業をやっているのか」「どんな価値観を大切にしているのか」「どんな仲間と働きたいのか」といった、会社の考え方そのものです。
これらをストーリー記事として伝えることで、会社の価値観に共感した人が、その後に募集記事を見るという自然な導線をつくることができました。
実践ポイント②|「何をやるか」より「なぜやるか」を書く
募集記事においても、業務内容や条件の説明を前面に出すのではなく、「なぜこの仕事が存在しているのか」「社会や顧客にどんな価値を提供しているのか」「チームとして何を目指しているのか」を優先的に伝えました。
その結果、応募時点で価値観がすり合っている状態が生まれ、面接も「見極め」ではなく「お互いのすり合わせ」の場に変わっていきました。
実践ポイント③|「完璧な人材」を狙わない
小規模フェーズでは、すべてを一人でこなせる即戦力を求めるほど、採用のハードルは上がっていきます。そこでsiro・aoが重視したのは、スキルの完成度よりも「価値観が合うか」「学習意欲があるか」「一緒に会社をつくっていけるか」という点でした。
この伸びしろ前提の採用が、結果として入社後の定着にも大きく影響しています。
Wantedly経由入社メンバーの定着が良い理由
siro・aoでは、Wantedly経由で入社したメンバーが全員2~3年以上定着しています。
これは偶然ではありません。
理由は、
- 入社前に会社の考え方を理解している
- 仕事のリアルを知ったうえで応募している
- ミスマッチが起きにくい
つまり、採用段階で“定着の仕込み”をしているからです。
よくある失敗パターン
Wantedly運用で成果が出ない企業には、共通点があります。
- 更新が止まる
- 募集記事だけを出す
- 会社ストーリーがない
- 採用担当だけで運用している
Wantedlyは、 「採用ツール」以上に「採用広報メディア」として使うことで、初めて力を発揮します。
siroのWantedly支援の立ち位置
siroでは、Wantedlyを「使えば採用できる魔法の媒体」や「とりあえず導入するツール」だとは考えていません。あくまで、共感型採用を実装するための手段の一つであり、企業のフェーズや状況に合った場合にこそ効果を発揮する選択肢だと捉えています。
そのため、いきなりWantedlyの運用に入るのではなく、まずは採用フェーズの整理や、企業の魅力・ペルソナ設計、AIを活用した言語化の整理を行います。そのうえで、本当に必要だと判断した企業にのみ、Wantedlyの導入・運用支援を行っています。
まとめ|Wantedlyは「運用次第」で武器にも負債にもなる
Wantedlyは、 共感型採用を実装するための“拡声器”です。
- 掲載するだけでは成果は出ない
- 考え方を設計すれば小規模企業でも十分戦える
- 採用と定着を同時に実現できる
中身が整っていれば、小さな会社でも十分に届きます。
「Wantedlyを使うべきかどうか」から一緒に整理しませんか?
ご状況をお伺いし、Wantedly活用があわない場合もしっかりお伝えします。
siro編集部
siro編集部は株式会社siroのメンバーによって構成されるコンテンツ制作チームです。企業のHR領域に関するお役立ちブログやセミナー情報またケーススタディ、その他siroのカルチャーなどをお届けします。


