【リファラル採用】紹介が“自然に増える会社”は、制度を強化する前にやっていることがある

「リファラルを強化したいんです」多くの企業様から、こうしたご相談をいただきます。
- 紹介制度を作る
- インセンティブを設ける
- 社内説明会を実施する
- ツールを導入し、紹介フローを可視化する
やれることは、すべてやっている。それでも、思ったほど紹介は増えない。
なぜでしょうか?結論はとてもシンプルです。
リファラルは“制度”から生まれるのではなく、“状態”から生まれるからです。
紹介は「信頼の転用」である
リファラル採用とは何か。
それは、社員が自分の人間関係を担保に紹介する行為です。
つまり、紹介が起きない理由は
- 制度がないから
- 報酬が足りないから
ではありません。
本質的な理由は、社員が会社を“語れる状態”になっていないこと。
紹介は、仕組みで押し出すものではありません。
共感から、自然にこぼれ落ちるものです。
なぜ制度だけでは機能しないのか?
リファラル施策は、大きく2つに分かれます。
制度・運用型アプローチ
- 紹介管理ツールの導入
- 社内広報強化
- 紹介フローの整備
- インセンティブ設計
これは「紹介を仕組み化する」アプローチです。
一定の効果はあります。
しかし、紹介が継続的に増え続けるかというと、多くの場合は停滞します。
なぜなら「紹介を動かす設計」であって、「紹介が生まれる設計」ではないからです。
紹介が自然に増える会社の構造

紹介が自然に増える会社には、共通の構造があります。
思想発信→社員の共感→外部の共感→自然紹介→定着→誇りの向上→さらに紹介
私たちはこれを「共感循環モデル」と呼んでいます。
重要なのは、最初にあるのが“制度”ではなく、思想と言語化であること。
共感を設計する3つの要素

1. 思想の言語化
- なぜこの事業をやっているのか
- どんな未来をつくりたいのか
- どんな人と働きたいのか
ここが曖昧だと、社員は語れません。語れなければ、紹介は起きません。
2. 社員が誇れる状態をつくる
リファラルは「誇り」の副産物です。
- 外部からの評価
- 共感の可視化
- 自社ストーリーの発信
こうした環境が整うと、社員は自然にこう言います。
「うち、結構いい会社だよ」この一言が、リファラルの原点です。
3. 紹介の心理障壁を下げる
実は多いのが、こんな心理です。
「紹介したら、いきなり選考になるのは気まずい…」
だからこそ重要なのが、カジュアル面談という“余白”の文化です。
“いきなり選考”ではなく、“まずは話してみる”という導線。
この設計が、紹介のハードルを大きく下げます。
Wantedlyは「共感装置」として使う
Wantedlyは求人媒体と捉えられがちですが、本質的には「ストーリープラットフォーム」です。
- 代表の想い
- 社員インタビュー
- 事業の背景
これらを整備することで、社員が「これ読んでみて」と送れるURLが生まれます。
社員が一から説明しなくてもいい。コンテンツが会社を語ってくれる。
これが、紹介率を大きく左右します。
「仕組み」か「構造」か
リファラル支援には、2つの考え方があります。
1.仕組みを整える
- ツール導入
- 管理の可視化
- 制度運用最適化
2.構造を設計する
- 思想の明確化
- 共感形成
- 外部発信設計
- 紹介循環モデルの構築
どちらも必要です。しかし、順番があります。
先に構造、その後に仕組み。
構造が弱いまま仕組みを入れても、紹介は一時的にしか増えません。
リファラル成熟度診断という視点
私たちは企業の状態を、3つに分類しています。
① 制度依存型
紹介制度はあるが、思想が言語化されていない。
② 発信整備型
発信はしているが、循環設計が弱い。
③ 共感循環型
紹介が自然に発生し、定着率も高い。
あなたの会社は、どの状態でしょうか?
紹介制度を強くする前にまず問いかけてほしいのは、これです。
社員は、自社を語れますか?
語れないなら、制度を強化しても意味はありません。
語れるなら、紹介は自然に起きます。
まとめ
リファラルを増やす方法は、制度を強くすることではなく、共感を強くすること。
社員が誇れ、外部が共感し、紹介が自然に生まれる。
その状態を設計することこそが、これからのリファラル戦略です。
あなたの会社は、どの段階にいますか?
「共感型リファラル成熟度診断」
- 思想は言語化できているか
- 社員は語れる状態か
- 紹介導線は軽いか
- 発信は戦略的か
現在の状態を可視化してみませんか?
siro編集部
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