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求人広告には頼らない!SNSで理想の人材を引き寄せる方法

「採用にSNSを活用する企業が増えているのをご存じですか?」

近年、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokを活用した「SNS採用」が注目を集めています。特にZ世代を中心に企業選びの際にSNSをチェックする人が増えており、従来の求人サイトやエージェント頼みの採用手法では、なかなか優秀な人材に出会えない時代になってきました。

そこで本記事では、SNS採用のメリットや活用すべき企業の特徴、運用ステップについて解説していきます。「採用コストを抑えつつ、より多くの候補者にリーチしたい」と考えている採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください!

SNS採用とは

X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、Facebook、LinkedinなどのSNSを活用して人材を採用する手法のことです。従来の求人サイトや転職エージェントを通じた採用と異なり、企業がSNS上で直接求職者にアプローチしたり、企業文化や働く環境を発信することで、求職者とつながることが特徴です。

SNS採用が注目される5つの背景

SNS採用が注目されている背景には、以下のような社会的・経済的な変化や求職者の行動の変化があります。

1. 労働市場の変化

近年、多くの業界で人手不足が深刻化し、特に若手人材やデジタル人材の獲得競争が激しくなっています。従来の求人サイトや転職エージェント経由では採用が難しくなっているため、潜在層(転職を積極的に考えていない層)にもリーチできるSNSが注目されています。

2. 求職者の情報収集の変化

現代の求職者は、企業選びの際にSNSを活用する傾向が強まっています。
特に、Z世代は以下のような特徴があります。

・企業の公式サイトよりもSNSのリアルな情報を重視(社員の投稿・口コミなど)
・インスタ・TikTokなどの動画コンテンツで職場の雰囲気をチェック
・転職意欲がなくても魅力的な企業があれば興味を持つ

実際に、企業のInstagramやTikTokを見て「この会社、楽しそう!」と興味を持つ求職者も増えています。

3. 企業ブランディングの重要性

従来の採用手法では、求職者に企業の魅力を伝えるのが難しくなってきています。
SNSを活用することで、企業の文化や価値観、社内の雰囲気や働き方、仕事のやりがいや成長環境を視覚的・感覚的に伝えることが可能になります。

これにより、単に「給料が良い」「条件が良い」だけでなく、「この会社で働きたい!」と思ってもらうことができます。

4. ダイレクトリクルーティングの普及

LinkedinやX(旧Twitter)などでは、企業が直接候補者にアプローチする「ダイレクトリクルーティング」が一般的になっています。

このように、企業が「待つ採用」から「攻めの採用」へとシフトしていることも、SNS採用が注目される理由のひとつです。

5. 低コストでの採用活動が可能

従来の採用活動には、求人広告費や人材紹介手数料などの高額なコストがかかっていました。
一方で、SNSを活用した採用では、無料で情報発信ができるため、低コストで幅広いターゲットにリーチできます。

・無料で運用できる(SNSアカウント作成・投稿)
・必要に応じて広告(リスティング広告・SNS広告)を活用できる
・フォロワーが増えれば、投稿が自動的に拡散される(口コミ効果)

このコストパフォーマンスの良さも、多くの企業がSNS採用に注目する理由のひとつです。

SNS採用のメリット

タレントプールを活用することで、企業は以下のような多くのメリットを得ることができます。

1.潜在層(転職活動をしていない人)にアプローチできる

従来の求人サイトや転職エージェントは、「転職を考えている人」がメインターゲットでしたが、SNSを活用すれば「今は転職を考えていないが、良い会社があれば興味がある」という潜在層にもアプローチすることが可能です。

例えば、InstagramやTikTokの投稿が目に留まることで企業に興味を持ってもらいやすくなり、転職サイトに登録していない優秀な人材にも情報を届けることができます。Z世代は「SNSで企業情報を収集する」傾向が強いため、SNSを活用することでより多くの求職者と接点を持つことができるでしょう。

2.拡散力が高い

SNSは「シェア・リツイート・いいね」によって情報が拡散されやすい点も、大きなメリットの一つです。投稿がバズれば採用ページへの流入が一気に増え、多くの求職者の目に留まる機会が広がります。また、社員が自社の投稿をシェアすることで、自然と情報が広がりやすくなります。フォロワーが増えるほど長期的に採用活動が有利になり、企業の認知度向上にもつながります。

3. 企業の魅力をリアルで発信できる

SNSを活用することで、働く環境や社員の雰囲気をリアルに伝えることができ、企業が持つ価値観を視覚的に表現することが可能になります。また、社員の声や日常の風景を発信することで、求職者の共感を得ることにもつながります。具体的には、Instagramで社内イベントの写真を投稿したり、TikTokで社員インタビュー動画をアップしたりすることで、「この会社、楽しそう!」と求職者に感じてもらうことができるでしょう。

4.ダイレクトリクルーティングが可能

SNSを活用すれば、企業側から直接、優秀な人材にアプローチすることが可能です。LinkedInを利用すれば、求めるスキルや経歴に応じてターゲットを絞り、適切な人材にアプローチできます。また、X(旧Twitter)を活用すれば、業界のプロフェッショナルとつながりやすくなり、関係構築の機会が広がります。ダイレクトメッセージ(DM)を使えば、気軽にコンタクトを取ることができ、スムーズなやり取りが可能です。特に、ITエンジニアやマーケティング職など、スキルベースの職種では、SNSを通じたスカウトが一般的になっており、効果的な採用手法の一つとして活用されています。

SNS採用を活用するべき企業とは

SNS採用を活用するべき企業の特徴には、以下のような要素があります。特に若手人材や専門職の採用に力を入れている企業に向いています。

1. 若手・Z世代の採用を強化したい企業

SNSはZ世代の求職者に特に強い影響を持っています。例えば、InstagramやTikTokを活用して企業文化を発信することで、若手の応募を増やすことができます。また、求職者は企業の公式サイトよりもSNSで情報収集をする傾向が強く、企業にとってはより効果的な発信手段となります。転職市場にいない潜在層にもアプローチしやすいという特徴があるため、採用の可能性を広げる手段として有効です。

2. 企業のカルチャーや働き方をアピールしたい企業

求職者は給与や待遇だけでなく、「どんな会社か」「どんな人と働くか」を重視する傾向があります。SNSはテキストだけでなく、社員のリアルな声、社内イベントやオフィスの雰囲気、社員の日常や働く人の価値観などを写真や動画で伝えられるのが強みです。

3. 知名度が低い企業

大手企業と比べて知名度が低い中小企業やスタートアップでも、SNSを活用することで魅力を効果的に発信できます。求人サイトでは伝えきれない企業の個性をPRできるだけでなく、認知度を高めることで応募数の増加にもつながります。さらに、SNSの特性上、口コミ効果によって情報が拡散されやすく、多くの人の目に留まりやすいというメリットもあります。

4.採用コストを抑えい企業

SNS採用は無料で運用できるため、求人広告費や人材紹介の手数料を抑えながら広範囲にアプローチすることが可能です。企業アカウントを無料で運用できるだけでなく、低予算で広告を配信することもでき、ターゲットを絞った効果的なリーチが実現できます。さらに、フォロワーが増えれば自然と情報が拡散され、より多くの求職者に企業の魅力を届けることができます。

SNS採用の運用ステップ

SNS採用を成功させるには、戦略的な運用が欠かせません。以下のステップで進めると、効果的に採用活動を展開できます。

1. 採用ターゲットと目的を明確にする

まずは、「どんな人材を採用したいのか」「SNSを活用する目的は何か」を明確に整理することが重要です。

例えば、若手層であるZ世代を採用したい場合は、InstagramやTikTokが適しています。一方で、ITエンジニアや専門職をスカウトしたい場合は、LinkedInやX(旧Twitter)を活用するのが効果的です。また、企業のカルチャーを伝えたい場合には、YouTubeやInstagramが適しており、転職市場にいない潜在層にアプローチするには、X(旧Twitter)やTikTokが有効です。このように、目的に応じて適切なSNSを選ぶことで、採用活動の効果を最大化することができます。

2. 使用するSNSを決める

ターゲットに合ったSNSを選びましょう。

3. アカウントを開設し、プロフィールを整える

SNSアカウントを作成する際は、一目で「採用アカウント」だと分かるように設定することが大切です。そのために、まず企業名や業種を明記し、どのような分野で採用を行っているのかを明確に伝えましょう。

また、「#採用」「#求人募集中」といったハッシュタグを活用することで、求職者がアカウントを見つけやすくなります。採用サイトやエントリーフォームのリンクをプロフィールに設置し、応募への導線をスムーズにすることも重要です。企業のロゴや魅力的なカバー画像を設定することで、視覚的にも信頼感を高め、求職者の関心を引くことができます。

4. 投稿コンテンツを企画、作成する

SNS採用では、定期的な発信が重要になります。コンテンツをしっかり企画し、計画的に投稿することで、求職者の関心を引きやすくなります。

例えば、社員インタビューを通じて「現場のリアルな声」を発信したり、社内イベントの様子を写真や動画で紹介することで、職場の雰囲気を伝えることができます。また、仕事の裏側を紹介することで、職場環境や1日の流れをより具体的にイメージしてもらうことが可能です。求職者が抱きやすい疑問に対して「未経験でも応募できるのか?」といったQ&A形式の投稿を行うのも効果的です。

5. 投稿を継続し、フォロワーを増やす

定期的に投稿を続け、フォロワーを増やすことがSNS採用成功のカギとなります。そのためには、効果的な方法を取り入れることが重要です。

例えば、「#就活」「#転職」「#求人募集中」といったハッシュタグを活用することで、求職者が投稿を見つけやすくなり、社員が自社の投稿をシェアすることで、社内からの自然な拡散を促すこともできます。また、SNS広告を活用すればターゲット層に向けた広告配信ができ、より効果的に求める人材へアプローチすることができます。こうした取り組みを積み重ねることでフォロワーを増やし、採用活動を成功へと導くことができるでしょう。

6.ダイレクトリクルーティングを実施する

LinkedInやX(旧Twitter)を活用すれば、企業側から優秀な人材に直接アプローチすることが可能です。

特に、ただ一方的にスカウトメッセージを送るのではなく、相手に合わせた丁寧なコミュニケーションが重要になります。テンプレートのようなメッセージではなく、相手の経歴や興味に応じてカスタマイズした内容を送ることで、より関心を持ってもらいやすくなります。また、フォロワーとの関係を大切にし、日頃から有益な情報を発信することで、企業への興味を高め、将来的な採用につなげることができます。

7.効果を分析し、改善する

SSNS採用を成功させるためには、「PDCAサイクルを回すこと」が重要です。

分析すべき指標(KPI)
✔️投稿のエンゲージメント率(いいね・シェア・コメント)
✔️フォロワー数の増加
✔️ 採用サイトへの流入数
✔️ 応募数・採用数の変化

運用の成果を定期的に振り返り、改善を続けることで、より効果的な採用活動につなげることができます。もし思うような結果が得られない場合は、投稿の内容やターゲットを見直し、アプローチを変えることが大切です。また、成功した投稿の特徴を分析し、どのようなコンテンツが求職者に響いたのかを把握することで、次の施策に活かすことができます。こうした継続的な改善を積み重ねることで、SNSを活用した採用の成果を最大化できるでしょう。

まとめ

SNS採用は、企業の魅力を自然に発信しながら、ターゲット層にリーチできる効果的な採用手法です。特に、若手人材や転職潜在層にアプローチしたい企業にとって、コストを抑えつつ企業文化を伝えられる強力なツールになります。

成功のポイントは、ターゲットに合ったSNSを選び、継続的に発信すること。また、フォロワーとの積極的な交流や、ダイレクトリクルーティングの活用も重要です。

SNS採用をうまく活用し、自社にマッチした人材とつながるために、まずは小さく始めて運用を改善しながら育てていきましょう!

siroではクライアントの採用成功に向け、クライアントの想いやカルチャーと新たな人材との出会いを導き出す採用ブランディング・マーケティングなど企業のHR領域の推進を伴走支援型サービスでサポートしています。

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siro編集部

siro編集部は株式会社siroのメンバーによって構成されるコンテンツ制作チームです。企業のHR領域に関するお役立ちブログやセミナー情報またケーススタディ、その他siroのカルチャーなどをお届けします。