Notes
【Notes#03】価値観で選ぶ会社の、見えない強さ
2026.05.16
ー 給与や条件だけでは語れない、もうひとつの強さ
採用について、ご相談をいただく中で
採用について、ご相談をいただく中で、いつも、感じることがあります。
中堅・大手企業と比べて、給与や条件で並びにくい—— そういう中小企業の経営者の方々が、共通して、抱えている課題があります。
求職者の方々に対して、給与や待遇以外の、自社の魅力を、うまく打ち出せていない。 あるいは、その魅力に、まだ、気づけていない。
これは、とても、もったいない状況です。
この記事で書きたいのは、規模では測れない、もうひとつの強さ—— 給与や待遇以外の、あなたの会社の魅力について、です。
規模での勝負には、限界がある
ただ、ここで、ひとつ、確認しておきたいことがあります。
給与や、待遇や、働く環境を、磨き上げていくこと。これは、採用において、決定的に重要です。これらが整っていない状態では、いくら価値観を語っても、いい人と長く出会い続けることは、難しい。 だから、これらを磨く努力は、続けていく必要があります。
ただ、現実として、多くの中小企業の経営者の方々が、こう感じています。
「給与水準で、大手と完全に並ぶのは、難しい」 「知名度では、大企業に見劣りしてしまう」 「採用市場で、見えにくい存在になっている」
労働力人口の減少が続くなか、求人倍率は構造的に上昇しています。そのなかでも、規模の大きい会社ほど、応募が集まりやすい傾向がはっきりと見えています。
結果、規模で勝負しきれない会社は、採用市場の中で「見えにくい」存在になっていく。そして、その「見えにくさ」が、「自分たちには強さがないのではないか」という、漠然とした不安につながっていく。
でも、ここで、立ち止まりたい。 「規模で勝負しきれない」と「強さがない」は、まったく違うことだからです。
規模では測れない、もうひとつの強さがある
給与や、働く環境を、磨き上げる。これは、続けていく必要があります。
そのうえで、もうひとつ、規模では測れない、別の強さが、確かに、あります。
それは、その会社の**「在り方」**。 何を大切にし、何を信じ、どう向き合っているのか。 仕事のなかで、何度も、何度も、選び取ってきたもの。 その会社の、立ち姿のようなものです。
そして、その在り方が、日々の業務のなかで、社員一人ひとりに、自然に、根付いていく。 それは、時間をかけて、文化になり、社風になり、ブランドカルチャーになっていきます。
社内で、当たり前のように、共有されている価値観。 経営者の信念が、社員の言葉と行動のなかに、息づいている状態。 クライアントとの間で、長く積み重ねてきた、信頼の在り方。
これらは、数字には、出ません。求人票にも、書きにくい。 外から見ると、ほとんど、見えません。
でも、確かに、その会社の中にある、強さです。 そして、それに、共鳴する人が、世の中には、確かに、います。
規模では選ばない、価値観で選ぶ人たち。 そういう人たちと、出会うことが、できる。 それが、あなたの会社の「見えない強さ」が、開く道です。
見えない強さを、言葉にして、届ける
ただし、ひとつ、難しいことがあります。
価値観の力は、確かに、存在する。でも、多くの会社では、その強さを、自覚していなかったり、言葉にできていなかったりします。
「うちには、こういう価値観があります」と、誰かに伝えるとき、言葉に詰まる。 日々、当たり前に体現しているからこそ、改めて、それを「言葉」にすることが、難しい。
言葉にできないと、外には、伝わりません。 出会うべき人と、出会えないままになる。
siroの仕事は、その見えない強さを、ともに引き出し、言葉にして、接点を通じて、出会うべき人に届けることです。
会社の方々と、何度も対話を重ねながら、その会社の「在り方」を、ともに、言葉にしていく。 社員の方々の日々の実践のなかに、すでにある文化を、見つけて、共有する。 そして、その言葉と文化が、サイトや、求人や、面接の場で、自然に、表現される接点を、ひとつずつ、磨いていく。
これが、私たちが「採用ブランディング支援」と呼んでいる、伴走の中身です。 「在り方で出会いたい」会社の伴走者として、私たちは、働いています。
これが、siroが、価値観で選ぶ会社のために、働いている理由です。
▶︎詳しくはこちらの事例で:
「行動指針の『体現』を仕組みにする。採用の先にある『定着』をつくる、ブランディングワークショップ3年間の記録」
あなたの会社の、見えない強さは、何ですか?
給与や、働く環境を、磨き上げる。それは、続けていく。 そのうえで、数字や規模では、測れないけれど、確かに、その会社の中にある強さに、目を向けてみる。
そういう問いを、たまには、立ち止まって、考えてみてもいいかもしれません。
その強さに、共鳴する人と、いつか、出会うために。 siroは、伴走しています。