Notes

【Notes#01】採用は、出会う前からはじまっている。

siroが、採用ブランディングについて、考えていること

採用が、いつも難しい理由

採用は、いつの時代も、難しい仕事です。

ましてやいま、日本は労働力人口の減少局面に入り、求職者が会社を選ぶ時代へと、構造的に変わりました。多くの会社が「応募が来ない」「いい人と、なかなか出会えない」「採用しても、すぐに辞めてしまう」といった悩みを抱えています。規模や業種を問わず、採用の難しさは、いま、確かに増しています。

ただ、市況のせいだけにしておくと、見落としてしまうことがあります。

siroが、実際にクライアントの方々と向き合うなかで気づいてきたのは、採用の難しさの多くは、市況や採用「そのもの」の中だけにあるのではない、ということです。原因は、もっと前にあり、そして、その先まで続いている。

この記事で書きたいのは、その「前」のこと。そして、その「先」についてです。

失敗は、採用が始まる「前」に起きている

採用に苦戦しているとき、目に見える現象は、いつも応募や選考で起きます。応募が少ない。面接で違和感がある。内定辞退が続く。

でも、これらは結果に過ぎません。 真の原因は、ずっと前から、静かに積み重なっています。

候補者は、応募する前に、会社のことを調べます。サイトを読む。SNSを見る。社員の発言に触れる。退職者の語りに触れる。そして、いくつもの小さな印象を重ねたうえで、応募するかどうかを、決めている。

「採用したい」と会社側が思った瞬間には、もう、候補者の側では、ある程度の心の距離が、決まっているのです。

応募が少ないのは、突然そうなったのではありません。 いい人と出会えないのは、その瞬間の問題だけではない。 採用は、応募が来る前から、すでに、はじまっています。

でも、「採用するまで」が、採用ではない

ただ、ここで強調しておきたいことがあります。

採用前は、確かに、決定的に重要です。 しかし、採用は、採用前で終わるものではありません。

私たちは、採用を、ひとつの「出会い」だと考えています。 そして、出会いには、必ず、その先があります。

出会いがあり、決断があり、過ごす時間があり、そして、いつかの別れがある。 そのすべての在り方が、ブランドを、その人の中に、形づくっていきます。

「採用前」を整えるだけでは、いい採用は、完成しません。 入社後に、業務のなかで、会社の理念を体現できる接点がなければ、入社前の期待と、入社後の現実に、ギャップが生まれます。そのギャップが、早期の離職を、生んでいく。

私たちは、あるクライアントとの3年間の伴走のなかで、このことを、深く実感してきました。 採用広報の立て直しから始まった支援は、いつのまにか、入社した人たちが日々の業務で行動指針を体現できる仕組みづくり、つまり「採用の先」へと、続いていきました。

採用コミュニケーションは、定着投資の上流にある。 そう、私たちは、いま、考えています。

採用ブランディングは、出会いから別れまでを、設計し、体現していくこと

採用ブランディングを、私たちは、こう考えています。

会社が、自分たちの「在り方」を、出会う前から、別れまで、すべての接点で、想いとともに、体現していく営み。

私たちは、その営みに、伴走します。

会社の「在り方」を、ともに引き出し、言葉にしていく。 そこにある想いを、発信のコンテンツに宿していく。 候補者との接点を、ひとつずつ、整えていく。 そして、入社した人が、日々の業務のなかで、会社の価値観を体現できる接点を、組織の内側にも、ともにつくっていく。

これが、siroの仕事です。 私たちは、それを「採用ブランディング支援」と呼び、領域に応じて「採用支援」「採用広報支援」としても、お役に立っています。

その伴走の結果として、ブランドは、立ち現れていきます。 ブランドは、「つくる」ものではなく、営みを通じて、「形成される」もの。

ただし、ひとつだけ、強調しておきたいことがあります。 入口を間違えると、その後の体験を整えるのは、はるかに難しくなる。 最初の出会いで形成された印象や、共感の度合いは、後から、簡単には書き換えられないからです。

だから、私たちはいま、「採用は、出会う前から始まっている」と、語っています。 これは、「採用前だけが重要」だと言っているのではありません。 「採用前が、出会いから別れまで続く一連の体験の、最初の決定点」だからです。

採用は、出会う前から始まっている

採用は、ひとつの出会いです。 出会いは、出会う前から始まり、そして、別れまで続いていく。

そのすべての在り方が、想いを宿して、ブランドを、立ち現させていきます。

siroは、その全工程に、伴走する会社です。 入口を磨くところから、入社後の体現と定着まで。 出会いを、長く価値のあるものにしていくために、お客様と、ひとつずつ、整えていきます。

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